日曜日も早起き。今まで撮った写真などを（その１）にまとめているところを、ちいミッフィーちゃんが珍しそうにのぞきこんでます。
「私がいるー！」
朝ごはんは、昨日コンビニで買っておいたインスタントのベトナム麺です。辛いかと思ったら、なんだか刻んだピーナツみたいなのが入った甘めのソースで、けっこう美味しかったです。
今日は同僚と一緒に行動しました。１０時にホテルのロビーで待ち合わせて、最初にケーブルカーやバス、地下鉄、路面電車など１日乗り放題のチケットを買いました。９ドルで、あとは夜中の０時まで何度でも乗れるので安心です。
有名なケーブルカーにやっと乗ることができました。別にカメラでバシャバシャ撮りまくるのは日本人ばかりじゃなくて、地元の（アメリカ人の）観光客もみーんな同じです。サンフランシスコの街の坂道は、予想以上にすごかったです。
この路線はフィッシャーマンズワーフ方面だったのと、同僚は昨日は行ってなかったというので、パパはまたまた来てしまいました(笑)。でもシーフードが大好きなので、ぜんぜんかまいません。昨日は一人だったもんで、今日は互いのカメラを交換して撮りあいました。
昨日と違って、お昼にはかなり早い１１時前に着いてしまったので、屋台にはまだ作りたてのエビのカクテルとかが山積みでした。今日食べたのは、「Fried Shrimp and Chips」つまり、エビフライとフライドポテトのセットです。
エビフライが１５個くらいたくさん入ってて、さらにフライドポテトもおおざっぱにどっさり入っていたので、全部食べるのは大変でした(^_^;)。
あと、この地域にはおみやげ屋さんもいろいろあったので、昨日のフェリービルディングでは高くて買えなかったチョコレートとかをたくさん買い込みました。
フィッシャーマンズワーフからけっこう歩いた「フォートメイソン」という所から２８番のバスに１０分ほど乗って、いよいよ待望のゴールデンゲートブリッジに着きました。別に観光地ってほどでもないベイブリッジと違って、こちらはまさに観光スポット。国内・国外合わせて 多くの観光客でにぎわっていました。
端から端まで全部歩くと３０分くらい、つまり往復１時間にもなってしまうらしいので、いちおう海の上に出るくらいまで歩いてみました（自動車は有料ですが、自転車と徒歩は無料です）。
ここからだと、サンフランシスコ市のダウンタウンが、あーんなに遠くにかすんで見えます。そして、この空と海の抜けるような青さと来たら…さすがに高いところだけあって風が冷たかったのですが、眺めの素晴らしさに見とれてしまいました。
（余談ですが、これだけシンプルな光景だと、ほとんど変化がない画像なので、JPEGファイルにした時にかなり小さくて済みますね(笑)）
この後は特に予定を決めてなかったので、いったんマーケット通りに戻るか、それとも途中で乗り換えてチャイナタウンにでも行きますか、などと話しながら、とりあえずさっきの２８番のバスに乗りました。
ところがちょっと勘違いしていて、それはフィッシャーマンズワーフ方面に戻るのではなく、さらに先の方に行くバスだったのです。地図を見てみると、予定していなかった「ゴールデンゲートガーデン」の方から、さらにどんどん南下していくコースみたいでした。
「どうしましょうか？」
「うーん…適当な街で降りて、なんとか戻るしかないね(^_^;)」
迷っているうちに、ちょっと遠いので行くのを断念していたはずの日本庭園なんかも通り過ぎていってしまったので、
「もうここらへんで降りましょう」
と、適当な街で降りました。あたりを見回すと、何だかどれもこれも中国語ばっかり！
「これってチャイナタウンじゃないですよね？？」
ガイドブックで調べてみると、ダウンタウンにある有名なチャイナタウンではもちろんなくて、さらに「第２のチャイナタウン」の異名を持つクレメントストリートあたりでもなく（それはさっき通り過ぎてしまっていた）、つまり観光地というわけではまったくない
本物の（？）中国人街という感じの地域だったのです。通りで言うと、Irving通りと２０番通りが交差するあたりでした。
ほら、ダウンタウンには全く見かけなかった、生鮮食料品とかを普通に安く売ってる「超級市場」つまりスーパーマーケットなんかがあって、お客さんも地元の人らしい中国系の人ばっかり………って、なんでこんなとこにまでキティちゃんがいるのーー！？ミッフィーは見かけないのに〜（火花がバチバチ…）。
ちなみに、すぐ隣の通りはJudah通りと言って、つまりユダヤ人街だったのかな？ なんかいかにもお金持ちの家みたいなのが並んでましたね。そこにはミュニメトロ（路面電車）が通っていたので、あとで無事に帰ることができました。
さて、位置がわかって安心したところで、まだちゃんとしたお昼ごはんを食べていなかったので、そこらへんの店に入りました。
ここは観光客向けの味付けとかしてる雰囲気ではなく、いかにも地元の中国人向けって感じ。
パパが頼んだのは、牛肉を乗せた麺…のはずだったのですが、出てきたのは何だかベトナム系の麺とスープのような料理に、何ていうか…魚の練り物じゃないの？って感じの灰色の団子がいくつも乗った、不思議な料理でした。食べてみても、どうも肉団子のような歯ごたえや味がしません（どっちかって言うとカマボコみたいな…）。
伝票には間違いなく牛肉麺みたいなことが書いてあるんだけど、他にもfish ball noodle soupみたいなメニューはあったので、どうもオーダーを間違えられたような気がして仕方ありませんでしたが、面倒なのでそのまま何とか食べました。
ミッフィーちゃんも、ちょっと見ただけ(笑)。同僚の人が頼んだ、豚肉とダックが添えられたライスの方を振り向いて「パパ…あっちの方が食べたいなー」と無言で訴えてます(^_^;)。
昼食が終わったのが２時半すぎ。同僚はまだいろいろと回りたいようでしたが、パパは歩き回ってちょっと疲れてしまったのと、まだ明日あさってと仕事があるので体力を使い果たさないように、ここらへんで別行動にして一人ホテルに戻ることにしました。
再び待ち合わせたのは夕食どきの午後７時半。最後の休日の夜に何を食べようかと相談した結果、ガイドブックに載っていた「６０年代のアメリカ」っぽい内装（と料理）の店に行ってみました。確かに、周りのテーブルを見ていると、地元の人でも持て余しているようなすごい量のアイスクリームとかが目に付きます(^_^;)。
パパが頼んだのは、大好きな豚のスペアリブ、同僚が頼んだのはサーロインステーキ。ところが、昼の中華に続いてここでも事件があったのです。
同僚のもとに運ばれたのは、見た目も、食べてみた感触も、どう見ても……ハンバーグステーキにしか思えないとのこと(^_^;)。注文時に伝えた「レア」は守られていたのですが、サーロインステーキってこんなのじゃないよなぁ…とぶつぶつ言いながら食べてました。不満を抱えながらでは食も進まないようで、結局付け合せともども大量に残していました。
一方、パパの方は大正解！ スペアリブをこういうスタイルで食べること自体が久しぶりで、しかもこの量！ どでかいブロッコリーがささってるドーナツみたいなのは、オニオンリングフライです。といってもほとんど衣ばっかりでしたが。そして中央には、超大盛りのマッシュポテトが控えてました。
（ちいミッフィーちゃんには、さすがにちょっと無理ですね(笑)）
そして半分食べ終わっても、まだこーんなにあるのです(笑)。この写真だとわかりづらいですが、豚肉の厚みは日本のトンカツの２倍くらいあったと思います。
あー、おいしかった！
勘定をお願いして手元に届けられた伝票を見ると、案の定同僚が頼んだはずの料理が「Chopped（粗挽き）Steak」になってしまっていました。しかし、半分近く食べてしまった後ではもうクレームをつけるわけにもいかず、悔しそうにしてました。
さて、長かった研修も、２１日の火曜日でついに最終日。この日の朝も霧が出ていて、ベイブリッジがちょうどいい雰囲気になっていました。
パパはちょっとやり残した課題があったので、いつもより早く行くことにしたのですが、今日くらいはいいかな…と思い立ちました。
「まだあまり人が来てない時間だし、ちいミッフィーちゃんもオフィスを見てみる？」
「うん、行きたーい！」
今日は一人で寂しくお留守番しなくていいとわかったミッフィーちゃんは大喜びです。窓から見える高層ビルを背景にパチリ。教室では、パパが勉強していたパソコンに乗っかって遊んじゃいました。
全ての日程が終わって、おみやげもだいたい揃えたところで、今夜はサンフランシスコでの最後のディナー。何を食べようか…もちろん、パパのだいすきなお肉ですよね！(笑)。こないだ行った、安くてでっかい「タッズステーキ」に、また同僚の人と行きました。
開放感から、いかにもアメリカっぽい甘さが見た目にもわかるチョコレートケーキも、ちょっと冒険心で(笑)デザートにつけてみました。いったい何キロカロリーあるんでしょうか？？
パパがナイフとフォークを持って一心不乱にお肉を食べているところを、呆然と見ているちいミッフィーちゃん(^_^;)。まぁ最後だからいいか…(･x･)。でも、ママもここを見てるのにね。
ちなみにケーキの方は……パンに塗るチョコクリームを全部いっぺんに食べさせられたような感じでした。
最終日も見事に晴れて、パパとちいミッフィーちゃんは無事に帰ってくることができました。
「おかえりなさーい」
あれ？なんだかみんな、疲れてるみたいな感じです。実は、パパが出張でいない間、ちょうどいい機会だってんで、ママは毎日ダイエットしていて、おねえちゃんたちはみんな、そのとばっちりであまり食べてなかったんだって。だからふらふらなの(^_^;)。
パパがスーツケースを開けたとたんに、もうおみやげ目がけてダーッシュ！(笑)
おみやげは、サンフランシスコ名物らしいチョコレート（フィッシャーマンズワーフで買った値段は、免税店より安かったです）と、中国人街の普通のスーパーで買ったお菓子と、フェリービルディングで買ったダージリンの紅茶に、「オリーブの木で作った」サラダサーバー、
あと、メラニーちゃんが首にかけてるのがキャッツアイのペンダントです。
…って、おなかが空いてたミッフィーちゃんたちは、チョコレートしか見てませんでした(^_^;)。
翌日は、もうクリスマスイブです。セブンイレブンで予約しておいた、ミッフィーちゃんケーキを囲んで…あれ？
パパとママと新しいミッフィーちゃんだー！ 今日から誰をパパとママって呼べばいいのかしら(^_^;)。
