パパがIT系のある資格試験に合格し、会社から報奨金をもらっちゃいました。それで、ちょっと珍しいものを食べに行こうかってことで考えて、お正月頃に新聞で紹介されていたお店に行くことにしました。
やってきたのは、東京の北区にある「Cafe Regenboog（カフェ・レーヘンボーフ）」。実はここ、日本では珍しい「オランダ料理が食べられる店」なんです。
オランダ料理というのは目立った特長がなくてあまり知られておらず、有名なところでは大阪・淀屋橋の「アウデ・カース」があるくらいですが、
この「カフェ・レーヘンボーフ」は、東京では唯一（たぶん）「パンネクック」というオランダのパンケーキを出してくれるカフェです。
地下鉄南北線の王子神谷駅から地図を頼りに歩くこと約７分。着いたのはごくごく普通の商店街でした。地図がなかったら、ここにオランダ料理の店があるなんて気付かずに素通りしてしまうかも(^_^;)。
100円とか50円（！）の自販機があるあたりが、いかにも庶民的な雰囲気をかもし出してます。
わかりますか？…ラーメン屋さんの隣の、ちっちゃく「CAFE」と書かれた、外観も内装もたぶん（カフェになる前は小料理屋として使われていたのかも…）と思ってしまう、この店が「カフェ・レーヘンボーフ」です。
近づいて、入り口に置かれたメニューを見れば一目瞭然なんですけどね。後で知ったのですが、2階は和室になっているそうです。
ちなみに「Regenboog」というのはオランダ語で「虹」という意味で、お店のブログによれば「虹を見た時に感じるちょっとした幸せを味わっていただけたら、という願いをこめて」いるのだそうです。
私たちが着いたのは２時２５分過ぎくらいだったかな。ランチタイム終了直前でしたがギリギリで間に合って、パンネクックをサラダと飲み物付きのランチにしてもらうことができました。
このパンネクックというのは、クレープよりは少し厚くて直径30cmを越える大きさが特徴で、初めて自分の目で見るとちょっとびっくりします。薄いようでいてサイズそのものがデカイので、全部食べるとかなりボリュームがあります。
果物などを使った甘めのタイプもあれば、ハムやベーコンを使った塩味系のもあって種類はさまざま。オランダではおやつとかではなく昼食や夕食で普通に食べられているそうで、確かに普通にランチで食べて十分満足できそうな感じでした。
ふわかちゃんの目の前にあるのは最初に出てきたサラダと、ママが頼んだ「ブロッコリー、ベーコンとチェダーチーズのパンネクック」、次の写真はパパが頼んだ「ソーセージとフライドオニオンのパンネクック」です。
そう、茶色いジャコみたいに見えているのは、細かく刻んで揚げられたフライドオニオンなんです。これが美味しくて、やみつきになりそうな味でした。
食べてみて思ったのは、厚みといい油の味といい「これってネギとかニラが入ってたら、韓国のチヂミみたいな感じかな」ってことでした。やっぱりおやつというより食事ですね。
塩とコショウと一緒に特製のシロップも出されたのですが、この味だと甘くしない方が美味しいかなと思って、そのままの味付けで最後まで美味しくいただきました。
オランダ料理のお店だけあって、店内にはブルーナさんのイラスト関係の本、そしてミッフィーちゃんの本もあって嬉しかったです。最後にいただいたアロマコーヒーも美味しくて、８６０円のランチでとても幸せな時間を過ごすことができました。
…あれ？ おねえちゃんも来ています(笑)。ローテーションから行くと今回のお供はふわかちゃんだけのはずだったのですが、おねえちゃんはパパの金一封をずっと背中のジッパーの中にしまっといてくれたので、いわば今日のスポンサーとしてついてきちゃいました(笑)。
さて、これでいちおう目的は果たしたのですが、金一封というのはもちろん2000円とかじゃないわけで(^_^;)、まだ全然お金が余ってます。そこで、ちょっと暇をつぶしてから地元の神奈川に戻り、ついでに夕食も外食にすることにしました。
実はパパとママは、７年前の鎌倉の鰻屋さん以来、「お店のウナギ」を食べてなかったんですね。いつもスーパーの蒲焼ばっかりで、久しぶりに高い鰻を食べたくなったので、このチャンスに地元の高級なお店に行ってみるか…
ってことで選んだのが、本厚木の「ひろ瀬」でした。かなり有名なお店らしいです。
夕食にはちょっと早い５時半頃に着いちゃったのでお客さんはまだ少なくて、ゆったりすることができました。注文してから出てくるまで30分近くかかりましたが、それでこそ鰻屋さんですよね！
パパとママが頼んだのは鰻重の高いやつ（2310円）と鰻入りの茶碗蒸し（525円）。「茶碗蒸し」と言ったら普通、湯飲み茶碗みたいなサイズだと思いますが、ここのはご飯用の茶碗みたいな形でちょっとびっくりしました。中には定番のギンナンや鶏肉、ユズ、三つ葉の他、
鰻が入っているのがここならではでした。
やはりデッカイ鰻はデッカイ写真で迫力たっぷりに紹介しとかないと。どうですか〜！？
口に入れるとふわっととろける感じ…たまには高い鰻を食べないといけないですね。まさか7年ぶりになっていたとはうかつでした。
食べ終わってお店を出たらさすがに暗くなっていました。うーん、今日は2つも念願をかなえて大満足！ 次は3360円の「中入れ丼（鰻の二段重ね）」ってのを食べに来たいと思います。…そのうちね(^_^;)。
