メラニーちゃんが「投扇興」の会にも連れて行ってもらって、みんなにかわいがられたのを聞いて、おねえちゃんたちもうらやましく思っていました。
「わたしたちもやってみたいな、面白いんでしょ？」
「でも、あんな大きな扇、わたしたちには持てないよね…」
それを聞いたパパは、ちっちゃな投扇興のおもちゃを買ってくれました。
「わーい！ ありがと〜！」
さっそく、ちいミッフィーちゃんとメラニーちゃんが挑戦しました。枕をはさんで緊張する２人…！
「えいっ！」
メラニーちゃんが扇を投げてみました。そしたら…
コーン！
あらあら、扇が的（蝶と呼びます）じゃなくて、的の台に当たってしまいました。
これは「コツリ」と言って、１点減点されてしまいます。がっかり。
パパに教えてもらってもういっぺん投げてみました。そしたら…
的を落とした扇が、台の上にふわっと乗っかりました。こんなことってあるの？
これは「澪標（みおつくし）」と言って、いきなり１１点ももらえるんです。やった〜！
負けじと、ちいミッフィーちゃんも投げてみました。今度は的も扇も落ちてしまったのですが…
あれ？ 的が立ってる！
すご〜い！ 「早蕨（さわらび）」と言って、これも１０点もらえちゃいます。
「おもしろ〜い！」「またやろうね」
いきなり澪標や早蕨を出してしまうこの子たちは、もしかしたら天才かもしれない…とパパは思いました。
さて、この日もパパは投扇興の練習に行きました。今度はちいミッフィーちゃんが連れて行ってもらいました。こないだのメラニーちゃんと同じように、またおねえさんたちがかわいがってくれました。
終わったあと、パパたちは新宿の「満来」という有名なラーメン屋さんに行きました。さて、ちいミッフィーちゃんの前に運ばれてきたチャーシューメンは……！
きゃ〜〜！ 何これ〜！？ ラーメンはどこにあるの〜〜？
ちいミッフィーちゃんはびっくりしました。３枚合わせると２５０ｇもあるという、脂身もたっぷりの巨大なチャーシューで、麺が全然見えません！
一緒に行ったおねえさんたちが驚く中で、パパやお友だちのおじさん（”おにいさん”？）たちは嬉しそうな顔をしてお肉とラーメンをどんどん平らげてしまいました。
ちいミッフィーちゃんは、見ただけでお腹がいっぱいでした。
みんなと別れたあと、パパは新宿駅のケーキ屋さんで、おみやげにチーズケーキを買ってくれました。すっごく美味しそう！なんだけど、写真に撮るの忘れちゃった…。
注）
昨年、京都の「田中彌」さんで購入した、ミニ投扇興セット（７，０００円）を使用させていただきました。
