去年の秋のボストンに続いて、今年もパパはアメリカ出張が決まりました。今回は「全米で最も狭い州」として知られるロードアイランド州の州都・プロヴィデンス市です。
と言っても、知らない人が多いよね。だいたい「地球の歩き方」とかでも、全然載ってないんです。つまり、観光地としてメジャーなところじゃないんですよね…。
「それでもいっしょに行きたい子は誰ですかー？」「はーい私ー！」
でも、荷物が多い海外出張では、どうしても大きい子は無理。去年はお手玉ちゃんだったので、今回はかんごふさんを連れてってあげることにしました。パパが具合悪くなったら、面倒みてね(笑)。
はい着きました。ここがプロヴィデンス市、そして今回泊まるホテルだよ。やっぱりアメリカのビジネス街とかホテルってのはでかいです。
今回は同僚３人と一緒に行ったので、レストランで食事をする時はいろいろなメニューが注文できそうです。でも最初の日は着いたばかりで皆ヘトヘト。うかつな物を頼んで、とんでもない量がでてきたらどうすんの！？
というわけでパパが頼んだのは、無難そうなパスタでした。あとで辞書を引いてみたら、ホタテの貝柱のフェトチーネ（きしめんみたいな幅広のパスタ）で、とても美味しかったです。でも、この写真の後ろの方をよく見てみてね。
あの茶色いのは何かというと、ぜーんぶ小さなイカリングフライなのです。イタリア料理なので意味がわからず適当に頼んでしまった同僚が、大量の塩辛いフライを持て余して後悔していました(^_^;)。
さて、なるべくかんごふさんと食事を一緒にするには、こないだと同じように、せめて朝だけはコンビニで買ったものか、日本から持ってきたものにしましょうね。
そう、この「ミートボールが７個も入ってるサンドイッチ」とか…うーん、美味しかったけど、こんなの朝から食べるとおなかいっぱいです(^_^;)。やっぱりほとんどの日は、インスタントごはんになりました。あと、ラーメンが大好きなパパは、コンビニでカップラーメンを見つけると、どうしても買ってしまいます。
部屋には台所なんてないけど、コーヒー用の湯沸し器でぬるいお湯を沸かして、なんとか食べてました。
ちなみに、このダイエットコークは「レモン味」じゃなくて「ライム味」と書いてありました。日本でもそのうち発売されるのかな？
朝はそんな感じでしたが、むこうの会社の人たちが初日から「いかにもアメリカ！という店に行こうか」と言って、ステーキハウスに連れて行ってくれました。パパは３年前に一人でピッツバーグに行ったとき、あまりでかい肉を食べる機会はなかったので、「よーし、今度は遠慮しないぞー」と気合を入れてました。
店の玄関に展示（？）してある生の肉の大きさや、前菜として運ばれてきたエビやハマグリの料理の量に圧倒されながら、今回は「とにかく大きい肉を注文して、絶対に食べきる！」と決めていたパパは、他の人たちのように付け合せやパンを食べたりはせず、ひたすら肉だけに専念することにしました。そして注文したのは…？
「２０オンス（≒５６７グラム）のサーロインステーキ」です！ ママがこの場にいたら、絶対に止めていたでしょう(笑)。
ところが、日本のように薄く広く（？）切ったりしないアメリカのステーキは、予想に反して何だか切る前の「カツオのタタキ」みたいな感じで出てきたので、写真に撮ってもあまりサイズが伝わらないような気がしました。そこでパパは、ちょっと恥ずかしかったけど思い切ってかんごふさんを出して、お肉のそばに立ってもらいました。
そしたら、同僚にも現地のアメリカ人たちにも大いにウケてしまいました。
どうですか？この大きさ。断面を見るとわかってもらえるかなー。日本のと違って脂身をほとんどつけずにカットされたステーキは、とてもあっさりしていて、肉好きのパパはけっこうあっという間に平らげてしまいました。これがもっと脂っぽい日本の牛肉だったら、最後まで食べ終えられなかったかもしれません。
観光スポットらしいものに乏しいところではありますが、歩いていけるところに「ブラウン大学」というのがあります。いちおうアイビーリーグの一つなんだけど、日本ではあまり有名じゃないかもしれませんね。
でも、パパにはちょっと思い入れがある場所でした。１５年くらい前に会社で英会話を教わった留学生の女の子（１回だけデートしちゃいました(^_^;)ゞ）が、アメリカで通っていると言っていた大学がここなのです。
最初にものすごく急な坂を上って、着いたところは広大なキャンパスでした。これでもアイビーリーグ８校では一番狭いんだって。ひえー！
キャンパス内の芝生を見たら、リスがチョロチョロと駆け抜けていきました。
パパは何とかかんごふさんと一緒に写真に収まりたくて、ベンチで本を読んでいた女子学生に撮ってもらいました。
この日はもう滞在５日目になっていて、元々ごはん党のパパは、毎日毎日パンばっかりの食事に飽き飽きしていました。 そこで、近くに２軒だけあると聞いた日本食のレストランに行ってみました。頼んだのは天ぷら定食。さすがにアメリカだけあって量は多かったですが、まぎれもない白いごはんと、そして懐かしいエビ天に大満足でした。 日本と違うところといえば、ブロッコリーやズッキーニの天ぷらまであったことでしょうか。
最終日の夜は同僚と相談して、東海岸ならではのシーフードのレストランに行きました。パパの目的はただ一つ、でっかいロブスターを食べることでした。
去年のボストン出張の時は、初日に皆で有名なシーフードレストランに行ったらしいのですが、パパだけ体調が悪くて行けなかったのです。その無念を晴らす時がやってきました(笑)。
前菜のエビのカクテルやカニのスープも量はすごかったし、最初は肉かと思った濃厚なアンコウの料理にもびっくりしましたが、やはり何といってもこのロブスターの大きさ！ 日本の伊勢海老とは全然違いました。メインの胴体の部分の大きさと味の濃厚さはもちろん、でっかいハサミの中の肉、 さらには頭のあたりの甲羅の裏にまで肉があり、そして脚の付け根にも美味しい肉があるのです。カニならともかく「エビの脚」まで食べられるほどの大きさなんて、想像もしませんでした。
パパとかんごふさんがおうちに帰ってきたら、ミッフィーちゃんたちがお出迎えしてくれました。「おかえりなさーい！」
おみやげは大量のチョコレートと、東海岸ならではの「ロブスターのぬいぐるみ」でした(笑)。
