今年のゴールデンウィークは、パパは特に多忙でもなく遠くにでも行けたのですが、やはりママの仕事の関係でまとまった休みが取れず、ごく近場に行くことにしました。それは「熱海」！
何といっても、小田急で小田原まで30分ほど、そこから熱海までは東海道線で15分程度という、パパに取っては電車に乗ってる時間で言うと「会社より近い」のが魅力です(笑)。
この日の早朝、伊豆大島近海を震源とする地震があり、東京都心でなんと震度5強！ ウチの近くでも震度4になってドキッとしましたが、特に被害はなく旅行は予定通り行くことにしました。
ちなみに、予約が直前になってしまったのでリーズナブルな宿は全然空いてなくて、ママがものすごいぜいたくな旅館を予約してしまいました。
「今回は交通費がほとんどかからないんだから大丈夫でしょ」だって(^_^;)
今回のおともは、新人さんの（メッセージ）ボードちゃんとスッチーちゃんです。夕食も朝食もお部屋出しなので、大きなスッチーちゃんも安心です。
熱海の駅前には、かつて「熱海軽便鉄道」で使われていたミニSLが展示されていました。
初日のお昼は、海鮮丼が有名な「和食処 こばやし」というお店を選びました。我が家の苗字と同じで親しみが持てます。11時から開店ということで11時には着くように急いで行ったつもりでしたが、
実は開店前から行列ができていたみたいで、今並んでいる人たちは開店時にぎりぎり入れなかった人ばかり。そして店内は食事どころか注文したばかりの人であふれているわけですから、私たちは
一体いつまで待つことになるのか…結局45分ほど待つことになりました。
（それでも実は短い方で、私たちが食事を終えて店を出た時には、行列はさらに数倍に伸びていました(^_^;)）
でも、待った甲斐がありました。どうですかこの「夢ちらし寿司」！ パパが嫌いな金箔が甘エビの頭にかかっているのだけ余計でしたが(笑)、分厚いマグロ中トロやタチウオ（たぶん）、ウニ、イクラ、 その下には釜揚げシラスと生シラスがぎっしり！ なかなかご飯までたどりつけなかったくらいでした。
食事のあと、バスに乗って「熱海後楽園」に向かいました。でも目的はそこではなく、隣接された「熱海秘宝館」の方。噂に聞く、エッチな展示であふれた大人の遊園地です(笑)。
ふもとまで来たところで「アタミロープウェイ」に乗って頂上へ。駅にでっかく書かれた「秘宝館」という文字が迎えてくれました。
ここまで登ってくると、熱海の景色が素晴らしいのですが…
肝心の秘宝館の展示は案の定撮影禁止でした。そのため、入り口に貼ってあった展示物の紹介写真の写真だけ…これも本当はヤバイかもですが(^_^;)ゞ。
マリリン・モンローの「七年目の浮気」のパロディの方は、見学者が展示の前にあるハンドルを力いっぱい回し続けると下から風が吹きあがって、スカートがめくれるという仕掛けです。
胸もヘアも透けちゃってるもんで、まさにここでしか拝めない代物ですね。
もう一枚、これは何かの映画のワンシーンなのかどうかもわかりませんが、ボタンを押すとバスタブで立っているオールヌードの女性がこちらを向いて…というものです。お尻があまりにも美しかったので これもつい写真を撮っちゃいました。本当は館内の展示そのものを撮りたかったけど、出口の所に写真があってよかったです(^_^*)。
ヒワイなユーモアにあふれた全ての展示（女湯を覗けと書いてあるから覗いてみるといきなり水をぶっかけらたり、あとチンコが出てくるモグラたたきとかもありました）に笑わされ続け、 売店でちょっとエッチなお土産を買って出てくると、芸能人のサイン色紙が大量に掲示されていました。そして自販機のコーヒーを飲んでいると、そこには「大人のカフェオレ」というものが。 今はもうイヤらしい意味にしか聞こえません(笑)。
秘宝館のあとは、「トリックアート迷宮城」と「熱海城」を見学しました。
今日の宿は…なんと！熱海の最高級旅館の「あたみ石亭」です。敷地はなんと3,000坪！(ﾟДﾟ;) 私たちが泊まったところは部屋というより「離れの2階」で、部屋も露天風呂も最高でした。 写真は無理でしたが、この日はたまたま「こどもの日」だったので、菖蒲の葉っぱが浮かべてありました。
ただ…男湯の脱衣場にはこんなものが…！ ここって秘宝館じゃないよね？(^_^;) ちなみに、ママに聞いたら女湯にはそういうのはなかったそうです。
夕食は懐石料理のコースでした。ちゃんとお品書きもいただいたのですが、一つ一つ転記してるとやたら長くなってしまいますのでここでは省略（後述）します(^_^;)。鮪のトロの刺身とか、珍しいクエの刺身が素晴らしかった…！
ただ、お肉は合鴨のつくねがあったくらいで、とにかく魚と野菜ばかりだったので、太る心配はないものの量としてはちょっと物足りなかったかな。若い人には無理かもしれませんね。
この日は世界卓球の女子団体決勝をやっていました。日本は決勝で中国に敗れてしまいましたが、銀メダルはお見事でした。( ^^)//ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
お部屋出しの朝食をいただいたあと、お庭や門の写真を撮らせてもらってから、タクシーで「貫一お宮の像」を見物しに行きました。
できれば、例えばスッチーちゃんがボードちゃんを（あるいはパパがママを？？）蹴っ飛ばしている写真とか撮りたかったけど(笑)、観光客が多すぎて無理でした。
写真を撮ってくれたガイドさんによると、お宮の左手の中指にはちゃんと「金色夜叉」の「ダイヤモンドに目がくらみ」のダイヤの指環があるというので、アップで撮ってみました。
今回のお土産はこちら。くるみもちとか「石亭」の饅頭とかは普通ですが、やっぱり熱海秘宝館オリジナルの「子宝カステラ」が強烈です(笑)。ちょっと会社には持って行けないので、すぐに食べちゃいました。
おまけ：「あたみ石亭」の「和悦薫風の御献立」
| 食前酒 | うめ酒 |
| 先付 | 蓬豆腐（よもぎどうふ） 花山葵（はなわさび） いくら あおさ海苔ジュレ 蕗（ふき）味噌 うるい（山菜の一種） 山うど 蚕豆（かいこまめ） 螢烏賊（ほたるいか） 筍（たけのこ） |
| 前菜 | 〆鰯（しめいわし） 小袖鮨（こそでずし） 紫薯（むらさきいも） 煮凍り（にこごり） 水蛸炙り（みずだこあぶり） 紅キャベツ甘酢 板屋貝（いたやがい） とび子和え 菜花昆布〆 煎り玉子 |
| 吸物 | 合鴨焼つくね 松の実 冬瓜（とうがん） 白舞茸（しろまいたけ） 芽葱（めねぎ） つゆ生姜 |
| 造り | 生鮪（まぐろ） 牡丹海老（ぼたんえび） 他盛り合わせ（この日はクエがありました） 花穂 水玉胡瓜 紅蓼 山葵 |
| 焼物 | 鰆（さわら）酒粕焼 ずわい蟹 小茄子 いり雲丹（うに） 小蕪（こかぶ） ちまき麩（ふ） はじかみ |
| 煮物 | 筍ブロッコリー含ませ鮭酒蒸し 豌豆（えんどう） 楓麩（かえでふ） 豆乳あん ふり柚子（ゆず） |
| 強肴 （しいざかな） |
白魚ぶぶあられ 椎茸双身揚蓮根（しいたけふたみあげれんこん）フォワグラ アスパラ 青唐（ししとう）黒七味卸し 酢立（すだち）美味出汁 |
| 止肴 （とめざかな） |
敷黄身酢（しききみず） 北寄貝（ほっきがい） みる貝 胡瓜 長芋 二十日大根 浜防風（はまぼうふう） |
| 食事 | 豌豆と桜海老の炊き込み御飯 赤出し 香物 北海道産「ゆめぴりか」 |
| 水菓子 | 焼林檎（やきりんご）シナモン ビワ 大納言寄せ生クリーム山桃蜜煮 |
平成二十六年五月
